多気町について
町名の由来
郡名の「多気」を採用したものである。
「多気」の語源には以下のような説がある。
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竹が生育する地域であったことから、「竹郡」と命名され、
後世に「多気」(たけ)の字が当てられ、
更に読みが「たき」に変化した。
古語の「多木」(たき、食物の多くできる土地の意)に由来する。
動詞「たぎる」(勢いよく流れる、水が湧き出す)に由来する。
多気町の歴史
『和名抄』に「多気郡多気郷」・「飯野郡兄国郷」の表記が見られ、
古代から人々の居住する農村地帯であった。
中世には北畠氏領、近世には和歌山藩田丸城代の領地であった。
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そのほか、伊勢本街道、和歌山別街道、
熊野街道が通過する交通の要地としても発展してきた。
明治28年刊行の『大日本管轄分地図』の三重県総論には
『此地は和歌山街道と熊野街道との岐路に当れば郡中第一の賑かなる地にて郡役所警察署等あり。』
と記されており、当地が郡の中心地であったことが分かる。
また、旧勢和村域は丹生山神宮寺(丹生大師)の門前町としての機能もあった。
現在でも交通の要地としての地位は健在で、
伊勢自動車道と紀勢自動車道の勢和多気ジャンクションや、
JR東海の紀勢本線と参宮線の分岐する多気駅がある。
多気町の地理
三重県の中央部に位置している。海に面していない内陸の町である。
町内を中央構造線が通っている。
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―山―
市街地の周囲を山々に囲まれている。
町内に「城山」が2つあり、長谷地区の城山は291m、矢田地区の城山は128.8m。
―池―
多くの池があり、特に三重県最大の池である五桂池と栃ヶ池が知られている。
―その他の池―
桧皮池(野中)、涵翠池(相可)、小寺池(丹生)、
西杉田池(四疋田)、下池(三疋田)、上池(佐伯中)、東池(河田)、
西池(東池上)、月本池(井内林)、油夫池(油夫)、宮谷池(荒蒔)
―河川―
宮川、櫛田川、佐奈川、外城田川、祓(はらい)川、濁川(宮川支流)
―用水―
立梅用水
多気町の農業
―伊勢いも―
伊勢いもキャラクター「いせいもん」
伊勢いもの発祥の地。
―柿―
生産量は三重県内では1位である。
―みかん―
モモも栽培される
―しいたけ―
―伊勢茶―
―松阪牛―